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資金調達後のスタートアップが投資家や従業員からの信頼を維持するには

スタートアップで資金調達後程なくして組織崩壊みたいな話は、メディアに取り上げられたケースはあまり知らないですが、見聞きする範囲では、確かにアルアルですね。資金調達前ではなく後。
調達した資金で、CEO(創業者とか最大株主)が本当にしたいことを、事前に共有できていなかったか(理解されるだろうと過剰期待)、共有してなかったか(反対されるのが嫌なので)、のパターンしかないように思います。
投資する側も、資金の投資先内容を詳しく理解してないし(しようとしない)、経営陣も理解していない(しようとしない)。良い意味で、硬直的なレガシー的大企業に対して、それこそベンチャーだと、良い意味で「信頼」とも言えるし、「意図的な寛容」とも言えるし。
個人的には、「話が違うやん」と納得いかなかった経験もありますが、資金が集まれば、CEOは自信をいやでも強めますよね。「やはり、私のビジョンは正しい、支持されている、早く実現せなば」と。まあ、引いて見れば、スタートアップだからそれくらいの思い込みだけでラフに走った方が良いとは思ったりしてますが。レガシー企業だと、資金を預かっても、企画書、稟議書、相見積もり、複数段階の承認などで、相当思いが強くても、時間も労力も何十倍もかかりますからね。
じゃあ何が大切なのか?と言えば、単純に、結果が出た!結果が出そう!と皆が思えれば、投資した側も、経営陣もついて行くだろうし。そうでないから、離れていくだけじゃないかな。
結局、コンプラとかの問題以上に、「信頼を失う」原因は、「結果が出てない」・「出そうにない」、と思われたことであって、CEOの最終責任としか言えないのではと思うのです。
これは外資系のCEOでも同じですね。3ヶ月から半年はハネムーン期間と言われて、その間に「結果出す」か「結果が出せそう」と思われるか?そこでダメなら猶予なく1年待たず終了。
まあ、長期的にはCEOが正しいのかもしれないですが、株主からも従業員からも一定期間にモラトリアム「投資」してもらっているとの観点で考えれば、モラトリアム「信頼」を維持し続けるのは「結果が出そう」「結果が出た」の連続でしかないのではと思うのです。

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