斬新な広告はビジネス結果に繋がる?
斬新な広告がメディアで取り上げられて話題になり、業界関係者で評価されることと、実際に、多くの顧客の商品への態度と購買行動を変えることが出来るかは、似ているようで全く違うのですが、どうしても前者が目立ちますよね。
実際に経営者やマーケティング関係者も前者に注目しがちですが、多くの場合、ビジネス結果には繋がらない。
商品や広告的手法を知りすぎているが故に、実際の顧客よりも「目線と味覚」が高すぎて、その斬新さを過剰評価してしまう。多くの場合は、ほとんどの顧客は、そこまでブランドを知らないし、そんな高い「目線と味覚」を持ち合わせていないので、全く響かない、よしんば、反応出来たとしても、あくまでエンタメとして消化するだけで、商品への態度変容も起こらないことが多いと思います。
新しいアイデアを生み出すには、顧客に擦り寄るのではなく、作り手として自分視点は欠かせませんが、顧客視点が全くないと、大きな解離が出来てしまう。でも、経営者やマーケティング担当者は、過剰に評価するので、そういった方向にどんどん進んでしまって、中長期では、色々仕掛けたけどビジネス結果は変化ない、みたいな。自分も何度もやらかしたので、自戒を込めて備忘録。