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「ブランディング」という言葉 (1)

「ブランディング」という言葉ほど、定義なく、曖昧で、根拠ない期待を与え、宗教的に、ビジネスをミスリードする言葉はないと思う。

これが思考停止を生み、盲目的な従属を生み出し、価値ない仕事と無駄な投資、そしてファンシーな広告活動を促し続けている。

「ブランディング」という言葉が聞こえたら、立ち止まりたい。

それは何なのか?何の意味があって、それが無いと何が困るのか、どこから生まれるのか?顧客にとって何の意味があるのか?問いただしたい。

「ブランディング」は、明確な便益と独自性からなるモノとサービスを体験した結果、顧客の心に生まれるものであって、モノやサービスを売る手段ではない。

日本の優れたモノ創り、サービス創りをダメにしたのは、この「ブランディング」の大誤解なのではないかと思う。

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